Yoshimoto Women’s Health Clinic
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★★ 2004/4〜2005/3 当院の不妊治療成績 ★★


平成16年度不妊統計

不妊治療を、この1年間に159名に行いました。
平成16年4月から平成17年3月末までの1年間に妊娠を希望して当院に来院された方は228名でしたが、治療が3周期未満で妊娠にいたらなかった方55名と不妊相談(カウンセリング)のみの14名、計69名を除いた159名が解析対象となりました。

150名中79名が妊娠(妊娠率52.7%)しました。
両側卵管閉鎖の4名と無精子または高度乏精子症の4名、さらに早期卵巣不全の1名の計9名を除いた150名の内、妊娠に至った方は79名(妊娠率52.7%)でした。

開院以来3年間で186名が妊娠に至りました。
平成14年3月に開院以来、平成17年3月末までに、平成14年度50名、15年度57名、16年度79名と、のべ186名が妊娠されています。


治療開始1年以内では、57名中31名が妊娠(妊娠率54.4%)。

平成16年4月から、当院で治療を開始された方々のみでの成績は、57名中31名(妊娠率54.4%)でした。

治療1年以上2年以内では、79名中44名(妊娠率55.7%)が妊娠するも、
2年以上3年以内では妊娠は、14名中4名(妊娠率28.6%)のみ。

1年目には妊娠に至らず、2年目も引き続き当院で治療させていただいた方々79名のうち、44名(妊娠率55.7%)が2年目に妊娠に至りましたが、3年目の14名では4名(妊娠率28.6%)しか妊娠に至りませんでした。

当院の進めている、できるだけ自然に近い形の、それぞれのご夫婦にとって適切な(テーラーメード)不妊治療は妊娠率だけから見ると、3年目でも体外受精・胚移植の成績に匹敵する成績ではありますが、2年目まででしょうか・・・。

 
治療法 症例 妊娠 妊娠率 流産 流産率 双胎
タイミング 73 35 47.9 5 14.3 1
排卵誘発剤(経口) 93 28 30.1 6 21.4 1
卵巣刺激注射 36 12 33.3 4 33.3 0
全体 150 79 52.7 15 19.0 2
AIH 52 20 38.5 5 25.0 0

タイミング療法だけでも73名中35名(47.9%)が妊娠
治療法別では、タイミング指導のみや超音波検査による卵胞径や子宮内膜厚の測定、子宮頚管粘液性状の確認、尿のLH検査などによるタイミング療法のみで73名中35名(妊娠率47.9%)が妊娠にいたりました。

経口の排卵誘発剤で93名中28名(妊娠率30.1%)が妊娠。
 次に、排卵障害や黄体機能不全、さらにはタイミング療法のみでは妊娠に至らなかった方々に対し、経口の排卵誘発剤であるクロミッドやセキソビッドが93名に投与され28名(30.1%)が妊娠しました。

卵巣刺激注射で36名中12名(33.3%)が妊娠
さらに経口の排卵誘発剤でも排卵に至らなかったり、妊娠に至らなかった方々にHMGやFSHなどの卵巣刺激注射が36名に行われ12名(妊娠率33.3%)が妊娠に至りました。

双胎妊娠は、排卵誘発剤使用でも1例のみ
これら排卵誘発療法の副作用ともいえる双胎妊娠は、1例(経口剤服用妊娠中3.6%)しかなく、内容はクロミッド療法のみによるものでした。なお、タイミング療法のみの方の中にも1例の双胎妊娠がありました。

夫婦間人工授精(AIH)では、52名20名(妊娠率38.5%)が妊娠
上記治療に併せて、IUI(intarauterine insemination 子宮内人工授精)やFSP(fallopian tube sperm perfusion 卵管内精子注入)などのAIH(artificial insemination 夫婦間人工授精)が52名に施行され、20名(38.5%)が妊娠に至っています。

流産は、妊娠された79名中15名(流産率19.0%)でした
妊娠された79名のうち、子宮外妊娠3名(0.4%)を含む15名(19.0%)が流産に終わりました。内訳は、タイミング療法が35名中5名(流産率14.3%)、経口の排卵誘発剤が28名中6名(流産率21.4%)、卵巣刺激注射が12名中4名(流産率33.3%)でした。

通気テストや子宮卵管造影検査(HSG)後の妊娠は、59名中25名(妊娠率42.4%)
通気テストや子宮卵管造影検査(HSG)などの卵管通過性の確認検査は、159名中63名に行われました。4名の両側卵管閉鎖が発見され、残り59名中25名(42.4%)が妊娠に至っていますので、一般不妊治療における卵管疎通性検査の重要性が今年も再認識されました。

内視鏡検査や内視鏡下手術後の妊娠は9名中6名(妊娠率66.7%)
原因不明不妊に対する腹腔内精査や卵巣チョコレート嚢胞に対して腹腔鏡検査や腹腔鏡下手術を9名に施行し、4名(44.4%)が妊娠、さらにこの集計中2名の併せて6名(66.7%の方が妊娠に至っています。生殖補助医療(ART)移行前の治療としての内視鏡下手術の意義は高いものと考えられます。

体外受精・胚移植での妊娠は5名中1名(妊娠率20.0%)。
さて、一般不妊治療にて妊娠に至らなかった方々に、当院でも体外受精・胚移植(IVF-ET)を昨年度から開始し、この1年間では5名に1周期ずつ計5周期施行させていただきました。
5名の年齢は29歳から44歳(平均年齢35・6歳)で、全員採卵・受精し、5例とも胚移植にまで至りましたが、39歳の方1名が妊娠(妊娠率20.0%、分娩(生産率20.0%)に至ったのみでした。
症例数が少なく、精度管理等、今後の検討課題と考えています。
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